あなたは “旦那育て” していますか?
あなたのご主人は、普段から家事や育児をどのくらいしてくれていますか?
あなたが風邪をひいたり、高熱を出して寝込んでしまったら、
旦那さんはどのくらい動けるでしょうか?
お子さんがまだ小さいうちは、
自分の体調不良は本当にしんどいですよね!!!
私も、産後の乳腺炎で41℃の発熱や、
末っ子の乳児期にインフルエンザを経験しました。
悪寒で全身が震え、頭痛やめまいで歩くこともままならず・・・
すぐ近所の病院へ行く事さえ重労働でした。
平日のため、もちろん主人は仕事。
三人の子連れで病院受診、
点滴中は病院の看護師さんが子どもたちを見てくれていました。
こんな時は、同じ家で一緒に生活している旦那に、
仕事が休めないのは仕方がないにしても、
最低限の家事、そして子どもたちの世話はしてほしいですよね!
では、どうしたら旦那さんっていう生き物は動いてくれるのでしょうか?
私が大成功した方法をお教えします!
育児中風邪がしんどい時は旦那におまかせ
育児はおろか、家事もままならない状態のときは、
旦那さんにおまかせしちゃいましょう!
「仕事して、疲れて帰ってきているから、頼みにくい・・・」
なんて、優しい奥様もいるかもしれませんね。
いえいえ。
そんなことを言っている場合ではありません!
これから夫婦生活は長いです。
この時の、“私が寝込んでいる時、何も手伝ってくれなかった”
というわだかまりが、意識していないところで尾を引くことは十分あり得ます!
そして、風邪や体調不良は、この時一回だけとは限りませんよね!?
ですから、ご主人に安心して任せられる環境を作ることは、
あなたにとっても、子ども達にとっても、
そしてご主人にとっても大切なことなのです。
そうは言っても、普段から家事も育児もあなたが中心で、
ご主人は仕事が忙しく、家事はゴミ出し程度、
子どもが寝てから帰宅するから子どもと
しっかり触れ合うのは休みの日くらい・・・というケースもあるかと思います。
そんなご主人の場合、何をどう頼んだらいいのか、何から手をつけていいのか・・・
頼んで本当にできるのか、
やってくれるのか?逆に心配事が増えるかと思います。
独身時代、一人暮らしで自炊を経験していたご主人だったら、
ある程度の家事はできるでしょう。
しかし、お子さんと接する時間が取れていない場合は、
お子さんの食べるものすらわからないかもしれません。
とっさの時に動けるかどうかは、普段の関わりで決まります。
日常生活の中で、頼める家事は頼みます。
役割分担も決めちゃいます。
平日お子さんとの関わりが少なければ、
休日はできるだけ関わってもらいます。
そして、今のお子さんの成長段階を肌で感じてもらいます。
お子さんが生まれ、ライフスタイルが変わり、
これからお子さんが成長するにつれ、生活リズムもどんどん変化していきます。
なので、はじめが肝心です!
うまく折り合いがつけられていると、
あなたが体調不良の時は動けるご主人が完成し、
これから先のお子さんの変化にも対応できます。
わが家は、スタートがうまくいったので、
平常時でも家事の役割分担が確立しています。
朝の子どもの準備、洗濯は私、
食器洗いと掃除とゴミ出しは主人、といった具合です。
(主人の比率が高いような気がしますが、
身支度に時間がかからないので、お願いしています)
そして、一番上の子が小さいうちから子守をお願いしていたので、
今では子ども三人連れておでかけ、
寝かしつけ、すべて主人一人でできます。
私抜きで実家へのお泊りだって連れて行ってしまいます。
私も自分の時間ができて、とっても楽です!
では、どうやって主人が快く動いてくれるようになったのか。
次からポイントを絞って説明していきます。
育児中の旦那をやる気にさせる5つのポイント
『ポジティブワード』でお願いする
あなたはご主人に食器を洗ってほしいとき、
どんな言葉でお願いしますか?
シンプルに『食器洗ってくれない?』ですか?
私の場合は、『食器洗ってくれたら助かるな(または、嬉しいな)』
と、一言付け加えます。
この、付け加えた一言が『ポジティブワード』です。
ポジティブワードを使うことが、
上手にご主人を頼れるポイントになります。
もしも、体調不良のあなたが夕食を作り、
ご主人が食器を洗おうとせずソファでくつろぎ始めたら・・・
そんな時は、『食器くらい洗ってくれてもよくない!?』と、
いらだちの感情が先に出てしまうことでしょう。
言われたご主人は『あ、ごめん』
と言って洗ってくれるかもしれません。
しかし、これでは快く洗ってもらうことにはなりません。
その後の空気も、あまりよろしくないのでは・・・?
男性は、女性と違い察することが難しいので、
ただ単に気づいていないだけのことが多いのです。
いらだちを伝えるよりも先に、
やってほしいことをシンプルに伝えちゃいましょう!
そして、してもらった後は『ありがとう』『助かった』
『さすが、早かったね』など、ポジティブワードで労うことも忘れずに!
いろんなポジティブワードがありますから、
あなたに合ったものを見つけてくださいね。
あなたのルール通りじゃなくてもなんとかなる
いざ、ご主人が食器を洗ってくれようとしているときに
『洗剤はもったいないからこの位使って、
まずはこのお皿から洗って、食洗器にはこの順番で入れて・・・』
ちょっと極端な例ですが、
こんな自分ルールをご主人に押し付けるのはやめましょう。
家事をずっとしてきているあなたですから、
どの家事においても効率的で効果的な自分のルールがあることでしょう。
しかし、そのルールを守らなくても家事はできます。
どうしても守ってもらいたいルールがあるときは、
根拠を説明して教えてあげてください。
わが家の場合、主人は何をするにもスピード重視なので、
洗濯ものを干すのを任せると、
十分にしわが伸びていないままヨレッと干してあることがありました。
私の中では、これだけは受け入れがたかったので、
それ以降、私が洗濯物干し担当になり、
主人に食器を洗ってもらうように役割分担を変えました。
(食器洗いは早くてもちゃんと洗えているので何も問題なし)
ご主人のやり方で大きな問題がない場合は、
すすんでやってくれている気持ちに感謝して見守りましょう。
自分ルールでやらなければ!と思うものは、
やり方と根拠を教えるか、自分が担当するようにしましょう!
夫を立てる
私は、できる限り、主人を立てるように心がけています。
人前ではもちろん、家の中でもです。
(といっても、私も聖人君主ではありませんので、
主人に不平不満を感じることはたくさんありますよ!)
立てる、と言っても、人前で主人を褒めちぎる、
とか『あなたのおかげで生活できています』
という空気を前面に出しているわけではありません。
人前で、主人のことを悪く言わないのはもちろん大切ですが、
仲の良い女友達とお互いの旦那さんの話になると、
やっぱり日ごろの不満って出てしまうものですよね。
そういう不満を聞いてもらい、
自分も楽になったりするのですが、
私は親しい間柄でも、不満の後には必ず主人のフォローをして、
主人の不利益にならないようにします。
そういう姿勢が、日ごろの主人への態度につながっているのだと思います。
また、私は主人に自分の希望や意見もたくさん伝えるのですが、
最終的には主人の意見を尊重するという意思表示をします。
最終的な決定権は旦那さんにある、
ということで旦那さんにとっては
自分を尊重してもらえている、居心地のいい環境が作れます。
サザエさんのフネさんみたいに、旦那さんを立てるには、
私にはまだまだ修行がたりませんが、
あくまで無理せず『できる限り』を心掛けています。
きれいな嫁は旦那の株を上げる
これは、もう5.6年前に
10歳以上年が離れているママ友さんから言われた言葉です。
ずぼらな私は、この言葉を聞いてドキッとしてしまいました。
仕事に疲れ、子育てでやつれ、
メイクも手抜き、服も楽なものを選んでいた私。
『確かに、こんな私を連れているときに、主人の会社の人に会ったら・・・』
主人の株を下げるというのは
大げさかもしれませんが、いい印象にはならないのでは。
と気づいたのです。
実際、この言葉には理由付けがありまして、
奥さんが綺麗に保てているということは、
ご主人にそれだけの収入や甲斐性がある、ということだそうです。
ここでいう『きれい』とは、
顔が美人とか、スタイルがいいとかは置いておいて、
身綺麗、小綺麗にしていることとします。
『この前会った同僚の○○が、おまえ(あなた)のこと綺麗って言ってたよ』
なんて、ことがあったら、ご主人も鼻高々。
ご主人のモチベーションアップにもつながる上、
あなたの頼みのひとつやふたつ、喜んでやってくれそうですよね!
褒め上手になる
純粋に褒められて嫌な気持ちになる人が
いないように、ご主人も例外ではありません。
『共働きなんだから、このくらいして当然!』
『私はこれを毎日してるんだから、一回くらいして当たり前』
その気持ち、分かりすぎるほどわかります。
しかし、ここでご主人がしてくれたことを認め、感謝し、褒めなければ!
次にしてもらうことは今回よりも困難になってくると心得てください。
してもらうことが当たり前!とご主人に悟られてしまえば、
ご主人のやる気は少なからず下がってしまいます。
ご主人は、あなたから感謝されて、褒められてはじめて、
あなたの日々の頑張りも実感として理解してくれるようになります。
褒めることが、次へつながるステップになるのです!
イライラしてはしんどい風邪は治らない
家事に、育児、それに旦那の世話が加わると、
体調不良のあなたに、ストレスの追い打ちがかかります。
そのストレスの追い打ちは、あなたのイライラを増やし、
イライラすることで、さらにストレスが溜まっていきます。
ストレスは免疫力を下げてしまいますので、
この悪循環が断たれないと、あなたの免疫力は下がる一方です。
つまり、イライラが続くと風邪はなかなか治らないのです。
ストレスフルだと体調を崩しやすいのはそのせいです。
イライラの原因が、
ご主人が家事と育児を手伝ってくれないからだ、
とわかっているならば、解決は早いです!
あなたの武器、スキルをすべて使い、
ご主人に家事と育児を手伝ってもらえばいいのですから。
ご主人が育児と家事をしている間は、
あなたも布団に入りゆっくり休むことができます。
眠りと休息は、免疫力を高めますから、風邪が治るのも間近です。
あとは、ビタミンをとることと、
笑うこと(作り笑いOK)でさらに免疫力がアップしますのでお勧めです。
まとめ
育児中の風邪は、本当に大変です!
普段できていることを
する余裕さえなくなってしまうこともあります。
そうなると、一番影響を受けてしまうのはあなたであり、お子さんです。
風邪になる前に、普段から “旦那育て”
をして、育児スキルも家事スキルも習得してもらいましょう。
男性は女性より、体力も筋力もありますから、
育児においても、家事においても、
ご主人があなたの強い味方になってくれます!
強い味方になってもらうには、快く動いてもらうことが重要です。
それには、あなたの言葉ひとつ、
態度ひとつ、行動ひとつにかかっています!
緊急時に、ひとりでがんじがらめになる前に、
是非!日ごろから “旦那育て” 試してみてくださいね!