子供がわがまますぎるのはひょっとして病気?発達障害の子の対処法!

子育て悩み

子供というのはそもそもわがままなものですが、

度が過ぎるわがままな子というのも、

クラスに1~2人いるものですよね?

 

近年、発達障害という言葉を耳にすることも多くなりましたが、

“わがまま”や“自分勝手”と評価される子は、

この発達障害の可能性があると言われています。

 

発達障害とは、生まれつき脳機能の発達に偏りがあり、

その子にとって不得意なことが社会生活を営むうえで

支障をきたしてしまうというような障害です。

はっきりとした原因はわかっていません。

 

しかし、適切な時期に適切な支援を受けることで、

本人や家族が不自由に思っていることに

うまく対応できるケースも多くあります。

我が子のわがままが発達障害だと判明した時、

その子のためにできる最善の対処法を知っておきましょう。

わがままな子供と発達障害の境界線

発達障害というのは病院での診断を受け、

診断基準を満たす場合に障害であるとされます。

この診断基準がわがままな子供と発達障害の境界線と言えるのですが、

その診断基準を満たさない“グレーゾーン”

と言われる子が多くいることがわかっています。

 

発達障害であるかというのも数値で表すような明確な基準がなく、

見極めづらいグレーゾーンが存在してしまうのです。

 

わがままな子というのも、このグレーゾーンに属する可能性があります。

発達障害のように診断基準を満たす場合と比べて、

周囲の理解や支援が得られにくいこともありますが、

診断がなくても受けられる支援があるということも知っておくと安心です。

 

発達障害が知られるようになった現在では、

小学校低学年でもグレーゾーンと思われる子には

担任の先生がスクールカウンセラーとのカウンセリング

すすめてくれることも増えています。

 

またグレーゾーンであることゆえに、

大きくなるまで適切な支援を受けられずにいる子もいます。

 

本人や家族が社会生活を営むうえで、

わがままな子供と発達障害の境界線を知っておくことも大切であるといえます。

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子供のわがままが病気とわかった時の対処法

我が子のわがままが病気だとわかった時、

まずはいったん冷静になって病気であることを受け入れましょう

 

障害であるとわかるまでは我が子が周囲から非難を受けたり、

イジメの対象になったり、親である自分が悪く言われることも

少なくなかったのではないでしょうか?

 

「うちの子は病気なのだから、わがままでも仕方ない!」

と、ふんぞり返ってあきらめていいわけではありませんが、

少し心に余裕を見つけてもいいのではないでしょうか?

 

そして本人と家族が病気であることを受け入れられたら、

我が子には今どんなサポートが必要であるかを考え、

より良い環境で社会生活を送っていけるように最善の対処法を見つけましょう。

 

発達障害とは、症状により大きく3つのグループに分けられます。

1つ目は自閉症やアスペルガー症候群とよばれる一群をまとめた

「ASD(自閉症スペクトラム障害)」

2つ目は注意不足や集中力の低下、

多動性や衝動性などの特徴をまとめた

ADHD(注意欠如多動性障害)」

3つ目は「LD(学習障害)」です。

 

まずは我が子がどのグループに属するのか、

診断してもらう必要があります。

所属している学校のスクールカウンセラーに

カウンセリングをしてもらったり、

児童相談所を通じて専門の医療機関を紹介してもらいましょう。

 

発達障害の症状がわかったら、

今後どのように学校生活を送っていくのか、

学校からはどのようなサポートを受けられるのか、

担任の先生とよく相談しましょう。

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子供の病気を周囲に理解させて気を楽に

我が子が障害であることを隠したいという

親御さんは少なくないかもしれません。

 

しかし、周囲に理解してもらうことが、

我が子を助ける第一歩でもあります。

そして、周囲が理解してくれることで、

お母さんも気を楽にしましょう。

 

発達障害はもちろん人にうつるような病気ではありません。

周囲が障害の症状を理解することで、

その子への接し方や支障がでたときの対処法も身につけてもらえます。

 

今までただのわがままな子だと思われていたかもしれませんが、

病気だと理解してもらうことで、

そのわがままも寛大に受け入れてもらえる可能性があります。

 

所属するクラスや学年から適切な理解を受けられるように、

担任の先生を中心にサポートをお願いしましょう。

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まとめ

発達障害について、理解が深まったでしょうか?

 

もしかしたら我が子のわがままが病気なのではないかと疑っている方や、

「もしかしたら?」と思っている方がいらっしゃれば、

少しお力になれたのではないでしょうか。

 

障害は決して恥ずかしいことや特別なことではありません。

自分自身の子供ではなくても、周囲に悩んでいる人がいるかもしれません。

発達障害という病気を理解して、

そのサポート方法を身につけることで、

その子の社会生活がより良いものになるように協力できるといいですね。

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