シングルマザーの生活保護受給の条件は?彼氏がいたらいけないの?

シングルマザーの悩み

シングルマザーになる理由は様々ですが、

病気などで母親である自分が思ったように働けず、

国や自治体の支援を受けざるを得ないという場合もあるかと思います。

 

そこでよく聞くのが、

生活保護受給中のシングルマザーに彼氏ができると、

保護を打ち切られる」という話。

実際のところはどうなのでしょうか?まとめてみました。

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シングルマザー 支援手当受給の条件

まず、ひとり親家庭が

国や自治体から受けられる主な手当を上げてみましょう。

 

ここでは「手当」「給付」等、現金が支給されるものだけを記載し、

医療費助成や各種割引については採り上げていません。

 

以下のうち①②がひとり親対象の支援となります。

③~⑤および⑥はひとり親に限った手当ではありませんが、

利用可能性の高い支援として良く紹介されています。

  1. 児童扶養手当
  2. ひとり親家庭の住宅手当
  3. 児童手当
  4. 特別児童扶養手当
  5. 障害児福祉手当
  6. 生活保護

さて、上記のうち、いわゆる「彼氏ができると支給打ち切り

と言われている支援は①「児童扶養手当」⑥「生活保護」です。

詳しく見てみましょう。

 

まず、「児童扶養手当」は、

一般的に母子手当として知られているもので、支給対象は

離婚、死別、未婚によって18歳未満の児童を養育している者、

または両親を共に失ってしまった子の養育者

世帯の所得が年収130万円以下(元父親からの養育費も金額の8割を収入に含むので注意)

です。

 

「生活保護」のほうですが、こちらの支給要件は

車、預金、家屋等の資産がない

本人の病気や子供に障害があり就労が難しい

他の制度を受けても最低生活費に満たない

親族や元夫から生活の援助を受けられない

ということになります。

 

どちらの支給要件も、申請者本人だけでなく

「世帯」単位となりますので、実家住まいの場合、

ご両親の収入や資産も審査の対象となるので注意が必要です。

(同居でも両親と戸籍が別の場合は

別世帯とみなされて受給が可能になる場合もあるとのこと)

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彼氏ができると児童扶養手当と生活保護は不正受給の可能性

まず、「児童扶養手当」

の支給をうけるにあたり注意が必要な点は、

手当を受けることが出来ない「支給制限」の対象

「児童が父又は母の配偶者(事実上の配偶者を含む。)に

養育されているとき」となっていることです。

 

児童扶養手当はあくまでも「ひとり親家庭」への支援なので、

内縁関係であっても、配偶者がいる場合は資格要件に反することになり、

支給が打ち切りとなるのです。

 

実際に結婚はしていなくても、

同棲や、定期的に家に来る彼氏は

内縁関係にあるとみなされる可能性は大ですので、

「彼氏(内縁関係とみなされる配偶者)ができると即支給打ち切り」

となる可能性が高いのは、この「児童扶養手当」となります。

 

さて、「生活保護」のほうですが、

こちらの支給要件を見ますと、

彼氏ができたこと自体が直接「支援をうけられなくなる理由」

というわけではなく、同棲や内縁関係を疑われる男性の出入りがあると、

その男性から援助を受けているとみなされ、

④の支給要件に引っかかってしまうかもしれないというわけです。

実際には支援を受けていなくても、です。

 

それぞれの手当・給付の支給要件

反するかどうかの判断は自治体によって異なりますが、

黙ってしばらく受け取ってから彼氏がいると知れ、

それが不正受給と判断されると、

過去に受給した手当の返還を求められるケースもあります。

 

なので、「黙っていればわからないだろう」

と考えて、自宅に男性を招いていると、

ご近所からすぐに通報が行き、支援の打ち切り

最悪返還請求という事態になる可能性もありますのでお気を付けください。

 

まだまだ支援世帯への風当たりは強いんですね。

実際、不正受給者を疑われる場合の匿名通報はかなり多いようです。

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シングルマザーと彼氏との恋愛は認められない?

ほとんどのシングルマザーは

生活保護、児童支援手当を受給しながら、

何とか自立を目指し頑張っていらっしゃると思います。

 

そんな中、心の支えとなる男性を

求める気持ちは当然だと思いますが、

手当のお金は元が税金なので、

当然のことながら受給者に対する世間の目は厳しくなります。

 

堂々と彼氏を家に招いたり同棲したいという場合は、

何とかして自立の道を探り、需給を廃止してからというのが理想かと思います。

 

まとめ

シングルマザーにとって、

国からの支援は本当にありがたいものですよね。

障害や病気と闘っている人にとってはなおさらでしょう。

 

一部の不正受給者のイメージが先行し、

精神的な支えとなる異性と

自由に会えないという状況がつらいであろうことは重々理解できます。

 

一律に「恋愛禁止」と言われてしまうのは、

なんだか理不尽だなあと私自身も思いますが、

そこで支給を停止されてしまっては、

さらに自立の道が遠のいてしまう可能性も。

 

なるべく、理想に近い形で自立し、

彼氏と子供との幸せな生活を手に入れることが出来るといいですね。

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