産後クライシスが原因!二人目出産後の離婚の危機をどう乗り越える?

子育て悩み

近年“産後クライシス”という言葉が聞かれるようになりました。

 

産後クライシスとは、

出産後の子育てが大変な時期に夫婦関係が冷え切ってしまう現象のことです。

 

子供を出産した夫婦を対象にして行った調査では、

出産後から年を重ねるごとに「配偶者を本当に愛している」

と感じる割合が、夫婦ともに減っているという結果もあります。

 

そして“二人目産後クライシス”という言葉があるほど、

二人目を出産後の夫婦関係が問題になっています。

 

二人目出産後の離婚危機をどう乗り越えるのか、

夫婦の産後クライシスについて勉強していきます。

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産後クライシスはなぜ起こる

産後クライシスには、大きく分けて6つの原因があります。

 

まずホルモンバランスの変化です。

妊娠中はお腹の中で赤ちゃんを育てるためのホルモンが

大量に分泌されていますが、

出産後には不要になるので一気にバランスが崩れます

その結果、妊娠・出産を機に

女性はイライラして攻撃的になることが多くなります。

 

次に子供が中心の生活になること。

女性は子供が生まれると育児中心の生活になりがちです。

今まで以上にやることが増え、

自分の睡眠や食事の時間などが

削られてしまうことからイライラしてしまいます。

 

そして夫婦間の相違があります。

妻は「自分はこんなに大変にしているのに、

なんで夫は仕事しかしないの!」

と変化のない夫にイライラして、

夫は「なんでいつもイライラしているんだ!」

と産後変わってしまった妻に不満を感じます。

 

さらに子育ての不安があります。

夫が仕事に行っている時間、一人で子育てをしていると

漠然とした育児に不安を感じるようになります。

 

不安に思う時間が続くほど、精神的にも不安定になり、

夫にも不安をぶつけてしまいます。

 

夫の育児参加に関する不満もあります。

夫が育児に協力的でないと、妻の負担が多くなります。

非協力的な夫の存在は、妻のイライラや不満を増加させます。

 

最後にコミュニケーション不足があります。

子供が生まれるまではたくさんコミュニケーションが取れていた夫婦も、

産後にコミュニケーションが減ってしまい、夫婦がすれ違うようになります。

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産後クライシスは二人目出産後が一番危ない

産後クライシスは、二人目の出産後が一番危ないといわれています。

なぜなら、産後クライシスに加えて、

二人目ならではの原因・問題が重なってくるからです。

 

一人目の育児経験があることで気持ちに余裕が生まれます。

そのため、一人目の時は育児に夢中で気がつかなかった

夫への細かい不満に対して、イライラしてしまったりします。

 

そして、子供が二人に増えたことで

忙しさを理由にコミュニケーションが不足すると、

夫の浮気の原因にもなりかねません。

 

さらに、二人目出産のタイミングが問題になることもあります。

「一人目の育児で手一杯」という人や、

働くママにとっては「仕事への影響、復帰の時期」など、

心や体の準備ができていないという要因があります。

 

二人目の妊娠・出産のタイミング、

そもそも二人目が欲しいのかどうかで夫婦間の意識がずれていた場合、

産後クライシスによって関係が悪化する恐れがあります。

 

産後クライシスを乗り越える対策は

産後クライシスは、実際に出産をした妻がなると思われがちですが、

夫も産後クライシスになることがあります。

産後クライシスは妻だけの問題ではないということです。

 

産後クライシスを乗り越えるには、

妻と夫の双方が取り組む必要があります。

 

また、出産前から産後クライシスになる可能性

想定しておくことも有効な手段です。

 

妻ができることの一つに“夫を育てること”があります。

産後クライシスでは夫のちょっとした言動で

イライラすることが多いですが、

男性はそもそも子育てに無知だということをわかったうえで、

何か手助けを頼みます。

 

手助けしてくれたことを褒めて

それを繰り返すことで、夫が育児をしてくれることも期待でき、

自分の負担を減らすことができます。

 

夫が産後クライシスを乗り越えるには、

妻が産後変わってしまったのはホルモンのせいだと割り切ることと、

自分から積極的に育児に参加することです。

 

どうしていいかわからない育児を手伝い、

余計に妻をイライラさせることになるかもしれませんが、

根気よく育児に参加することで妻の負担が減ります。

 

また、育児が苦手だと思ったら、家事を手伝うこともできます。

妻の家事の負担を減らすことで、育児に集中させることができます。

 

産後クライシスは誰にでも起こり得ます。

一人で悩まず、まずは誰かに相談することが大切です。

 

夫や家族に相談することが難しければ、

自治体の相談窓口を利用するのもおすすめです。

 

客観的な意見を聞けることも魅力ですし、

カウンセラーを紹介してもらうこともできます。

夫婦できちんと取り組めば、必ず産後クラシスを乗り越えられます。

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まとめ

産後クライシスになったからといって、

離婚をすることだけが解決方法ではありません。

 

出産前に産後クライシスについて

知っておくことで対策ができたり、

いざ産後クライシスになってしまったら、

乗り越えるために夫婦で取り組むこともできます。

 

特に“二人目産後クライシス

離婚にも直結する問題になりますので、

深刻化する前に解決が望まれます。

 

産後クライシスは多くの要因が重なって陥りますが、

その一つずつを解消していくことで解決につながります。

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