リレーの必勝法はバトンパス!?渡し方とタミングのコツを大公開! 

運動会

運動会で一番盛り上がる競技といえば、リレーではないでしょうか?

プログラムの最後に各チームが精鋭を揃えて、

優勝目指して全力疾走する!!!

 

私が通っていた高校の体育祭でも、

リレーが一番最後の競技で、

出場してる生徒たちはもちろん、応援をしている生徒たちも、

全競技の中で一番白熱していました。

 

リレーといえばバトンパスですね。

個人個人の足の速さに注目されがちで、

 

バトンパスはそこまで重要視されていないこともありますが、

そんなことはありません!

このバトンパスを制するものが、リレーを制するのです!

 

そんなバトンパスのコツを調べてみたので、

リレーの代表に選ばれて、どうしても勝ちたい!と思っている方は、

ぜひ目を通してください!

 

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リレーでのバトンパスで重要なのは持ち方とタイミング 

 

次の走者にバトンを渡すとき、

うっかりバトンを地面に落としてしまったら、

それは大きなタイムロスになってしまいますよね。

そこで重要になってくるのが、バトンの持ち方と渡すタイミングです。

 

バトンパスは基本的には、右利き左利きに関わらず、

右手でバトンを受け取り、途中で左手に持ち替えて、左手で相手の右手に渡します。

 

中には右手で受け取ったバトンを、左手に持ち替える時に起こるタイムロスを軽減するため、

右手で受け取ったら相手の左手に渡し、左手で受け取ったら相手の右手に渡す、

というやり方を勧めている陸上競技者もいます。

 

どちらにせよ大切なのは、

バトンを渡す手と、受け取る手が同じ側にならないようにすることです。

例えば右手で相手の右手にバトンを渡すと、

2人の胴体が前後に重なって、お互いの足が引っかかることがあるからです。

 

タイミングとしてはバトンの受け渡しをするバトンゾーンの

早めに位置で受け取るようにしましょう。

 

バトンゾーンのスタートラインからゆっくり走り出し、

バトンを受け取ったらそのまま全力疾走しましょう。

 

また受け渡しのとき、バトンを渡す人は渡すときに、

大きな声で「はい!」と合図をするのを忘れないようにしましょう。

そして相手にたたきつけるように渡すといいでしょう。

 

受け取る側は手のひらにバトンが当たったら、すぐに力強く握り締めましょう

相手の手からもぎ取るくらいの勢いでバトンを握り締めると、

相手にしっかりバトンを受け取ったことを伝えられます。

 

他にも実際にチームで走ってみて、

自分の前の人が、どれくらいの速さで走るのかを知ることも大事です。

 

自分の前の人が自分より遅い人だったら、

バトンを受け取るまではなるべくゆっくり走りましょう。

 

反対に前の人が自分よりも速い人だったら、

渡す人にバトンラインのスタートラインギリギリで待っていてもらい、

なるべく早いタイミングで渡すようにしましょう。

 

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バトンの種類はアンダーハンドパスオーバーハンドパスどちらが有利? 

 

バトンパスには大きく分けて2種類あります。

アンダーハンドパスとオーバーハンドパスです。

 

オーバーハンドパスは渡す側と受け取る側、

2人の走者が腕を水平に振り上げて、

バトンを受け取る側が手のひらを上向きにし、

手のひらの上に置くようにバトンを渡す方法です。

 

オリンピックなどの世界大会でも、

主流なのがこのオーバーハンドパスです。

 

バトンを渡す側と受け取る側、

2人の走者が腕を伸ばすことによって、

1.5メートルから2メートル程の距離が短縮できます。

これを時間で表すと、だいたい0.5秒くらいの短縮が見込めます。

 

ただバトンを受け取る人が、手を後ろに上げることになるので、

無理な体勢になってしまいます。

 

そのため受け渡し時にスピードが落ちてしまったり、

バトンを落としてしまう可能性が少し高くなる、といったデメリットがあります。

 

一方アンダーハンドパスは、

受け取る側が手のひらを下に向け、

渡す側が下から上にスイングするようにバトンを渡す方法です。

 

この方法ですとオーバーハンドパスのように、

距離を縮めることはできませんが、受け取る側がフォームを大きく崩すことなく、

そのままスムーズに加速することができます。

 

リレーにおいて重要なのは、バトンの速度を落とさないことです。

 

アンダーハンドパスですと、オーバーハンドパスのように、

距離を縮めることはできませんが、受け取る側が無理のない姿勢で、

そのままスムーズに加速することができるので、

バトンのスピードを落とすことなく走ることができます。

 

 

2016年に開催されたリオデジャネイロオリンピックの

陸上男子400メートルリレーで、

日本が他の強豪国を抑えて銀メダルを獲得したのをご存知でしょうか?

 

足の速さでいうと、日本のチームは劣ると言われています。

その上予選でも好調だったとはいえ、

ジャマイカやアメリカなどといった強豪国は、エースを温存していたため、

決勝では厳しい戦いになると予想されていました。

 

それにも関わらず銀メダルを獲得し、

アジア新記録、世界記録では3位まで樹立してしまったのです!

 

この時日本チームが行ったのが、アンダーハンドパスなのです。

日本チームはこのアンダーハンドパスを徹底的に磨くことによって、

アンダーハンドパスが採用された2001年以降、世界大会10大会で決勝に残り、

今では400メートルリレーは、日本のお家芸と呼ばれるまでになったのです。

 

ということはこのアンダーハンドパスのほうが有利なの?

って思いますよね。

 

しかしアンダーハンドパスにもデメリットがあって、

非常に難易度が高いため、

形を完成させるのに長い時間を必要としてしまうのです

 

実際に日本チームもアンダーハンドパスが採用された2001年から、

15年もの歳月をかけて、オリンピックでの快挙を成し遂げています。

 

なので学校の運動会では、

オーバーハンドパスのほうが無難ではないでしょうか。

 

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バトンパスのコツがつかめる練習方法はコレだ! 

 

バトンパスの練習方法ですが、まずメンバーが一列に並びます。

そして列の一番後ろの人がバトンを持ちます。

先生の「ゴー!」の合図で、バトンを受け取る人は手を出します。

 

次の先生の「ハイ!」の合図で、バトンを渡します。

バトンを受け取った人は、バトンを持ち替えます。

 

これを繰り返します。

 

先頭までバトンが来たら反対を向いて、また同じようにバトンの受け渡しをします。

 

なぜこの時、先生の合図で動くのでしょうか。

それは一つ一つの動きを確認するためです。

 

「ゴー!」の合図のときに、

受け取る側は親指を下に向けて、腕を広げられているか。

「ハイ!」の合図のときに、

渡す側はバトンを相手の手の中に、押し込めるように渡しているか。

そして受け取った側は正しく持ち替えられているか。

一つ一つチェックします。

 

形ができてきたら、先生の合図を減らしていきます。

先生のスタートの合図に合わせて、自分たちで「ゴー!」「ハイ!」の合図をするのです。

しかし次の先生の合図があるまで、次の人にバトンは受け渡しません。

自分たちの合図でしっかりバトンの受け渡しができているか、

しっかりとチェックします。

 

それにも慣れてきたら、

自分たちの合図に合わせてバトンの受け渡しをします。

 

地味な練習法ですが、初めはこれの繰り返しです。

 

静止したままのバトンパスに慣れてきたら、

次は軽くランニングしながらバトンパスを行います。

 

チームが一列になって軽く走ります。

この時バトンは、一番後ろの人が持っています。

後は先程と同じで、走りながら「ゴー!」「ハイ!」の合図に合わせて、

バトンの受け渡しを行います。

 

バトンが一番前の人まで渡ったら、一番前の人はバトンを地面に置きます。

そしてそのままランニングを続け、

一番後ろの人が地面に置かれているバトンを拾います。

それを繰り返します。

 

「前を向きながら」「走って」「バトンパス」というのは、

意外に難しいものです。

ゆっくりでいいので、走りながらパスの練習をしましょう。

 

リレーがあまり得意ではない人でも、「前を向く」「走りながらパス」という、

リレーの基礎がゆっくり行えるので、かなり効果的です。

 

いきなりトラックに入って練習をする前に、ぜひ取り入れてほしい練習法です。

 

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まとめ 

 

いかがでしたか。

リレーは同じ陸上競技の中でも、

短距離走やマラソンのように個人対個人ではなく、チームで競う競技です。

ですのでバトンパスが重要ですが、それよりももっと重要なのが、

選手同士のコミュニケーションではないでしょうか。

 

メンバー同士がコミュニケーションをしっかりと取り、

お互いの足の速さやバトンパスの時の癖などをしっかり理解し、

それに合わせた走行順や、

バトンパスのタイミングを覚えることにより、

他チームよりも強いチームになることができるでしょう。

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