ある日赤ちゃんの頭にフケがついてたら、ビックリしますよね。
もしかしてキレイに頭を洗えてないの？
と心配になるママもいるでしょう。
大人のフケの場合は、頭皮の代謝の低下だったり頭皮の乾燥が原因だったりしますよね。
では生後1ヶ月の赤ちゃんの場合は、一体何が原因なのでしょうか。
大人とは何か違うのでしょうか。見てみましょう！
生後1ヶ月の赤ちゃんの頭のフケは乳児湿疹でママの洗髪が悪いせいじゃない
生後1ヶ月の赤ちゃんの頭のフケの原因として考えられるのは、
乳児脂漏性湿疹というものです。
よく言われていますが、赤ちゃんのお肌は大人と比べるととてもデリケートです。
それは腹が大人より薄いため、バリア機能がまだまだ発達していないためです。
この乳児期特有の肌荒れをまとめて「乳児湿疹」と呼びます。
乳児湿疹は症状や原因も様々で、新生児期に多い新生児期ニキビや、
生後3ヶ月以降に多い乾燥性湿疹などがあります。
乳児脂漏性湿疹も、この乳児湿疹のうちの一つです。
新生児から1歳頃の赤ちゃんは、母体から受け継いだホルモンの影響で、
皮脂の分泌が過剰なため、皮脂が毛穴に詰まりがちです。
はじめはニキビのような赤いブツブツが現れ、
それが徐々に黄色いジュクジュクしたカサブタに変わり、
それが乾燥することによって、黄色いフケのような塊になるのです。
ちなみにこの乳児脂漏性湿疹は頭皮だけでなく、顔や髪の生え際、
眉毛にまでできることがあります。
場所は様々ですがこの症状は、ほとんどの赤ちゃんに見られるものです。
決してママのシャンプーの仕方が悪いからではないので安心してください。
そしてたいていの赤ちゃんは自然に治ることが多いです。
それでも頭のフケが気になるママのために赤ちゃんの頭のフケの対処法を伝授します！
新米ママに先輩ママから赤ちゃんの頭のフケの対処法を伝授！
乳児漏性湿疹は先程もお伝えしたとおり、
赤ちゃんの頭や体を綺麗に洗い、しっかり保湿をしていたら、
自然と治ることが多いです。
それでもフケの量が多すぎて気になる場合ってありますよね。
あまりにも多すぎて、なんだか不潔に感じるときもあります。
そんな時は、お風呂に入る前の赤ちゃんのフケに、
ベビーオイルやオリーブオイルをたっぷりすり込んでください。
今は化粧用のオリーブオイルというものもあります。
すり込むときに、優しくマッサージしてあげてもいいでしょう。
櫛で優しく梳いてあげるママもいます。
そのまま30分ほど放置してから、
赤ちゃん用の石鹸や、ベビーシャンプーで頭を洗います。
するとオイルの力でフケがふやけて、落としやすくなります。
オイルをガーゼやコットンにつけて、優しく撫でてあげてもキレイに取れますよ。
赤ちゃんによってはオイルをすり込むときに、髪の毛が抜けてしまう子もいます。
しかしそれも自然に生えてきますので、あまり心配する必要はありません。
私も子どもが3ヶ月くらいのときは、この頭のフケに悩まされていました。
この時お隣に住む先輩ママさんが、この方法を伝授してくれたおかげで、
子どものフケもスッキリ治り、同時に私の気持ちもだいぶスッキリした思い出があります。
ちなみにこれを実践する場合は、一度に全てのフケを取ろうとしないで、
何日間かかけて取るようにしてあげてください。
一気に取ろうと刺激を与えすぎると、赤ちゃんの頭皮を傷つけてしまうことがあるからです。
治らない乳児脂漏性湿疹はアトピーかも
たいていは自然に治る乳児脂漏性湿疹ですが、いつまで経っても治らない！という時があります。
この場合はもしかしたら、アトピーかもしれません。
アトピーの多くは、生後2～3ヶ月頃に発症しますが、
月齢の低いうちは病院へ行っても、
乳児脂漏性湿疹と診断されることが多いです。
その後、かゆみのある湿疹がなかなか治らないなどの症状が続くと、
経過を見てアトピーと診断されます。
アトピーの原因は様々な説がありますが、生まれつきのアレルギー体質と乾燥肌が、
原因と見られる説もあります。
治療としてはかゆみや炎症を抑えるために、ステロイドの外用薬を処方されることが多いです。
それに加えてハウスダストやダニなどのアレルゲンを、排除することも大切です。
完治にはある程度の時間がかかるため、アトピーとは根気よく付き合っていかねばなりません。
しかしこまめなケアを続けることによって、年齢とともに症状が緩和する割合が、
高くなっていると言われています。
まとめ
いかがでしたか。
頭のフケって大人でも不潔なイメージがありますよね。
それが大事な赤ちゃんに起こってしまうと、ママは心配になってしまいますね。
しかしそのうち自然と治るので、
あまり深刻に悩まず、大らかな気持ちでいてください。
あまりにも気になる場合は、上述の対処法でケアしてあげてください。
とはいえ、あまり洗いすぎるの、乾燥の原因になってしまうので、
逆に良くありませんから気をつけてください。
そしていつまでも治らなかったり、かゆみが伴うようでしたら、
アトピーの可能性もあります。
その場合は一度、皮膚科や小児科で医師に診察してもらうことをオススメします。
