小さい子供を抱えながら、
家事に育児に奮闘しているママは多いはず。
共働きでも、日本では育児と家事の負担が
ママに集中しているご家庭は多いでしょう。
共働きなのに父親が育児に参加しない、
いわゆるワンオペ育児の状態を続けていると、
ママのストレスが溜まってしまい、常にイライラが絶えない状態に。
この状態は子供の成長にもよくありませんよね。
一体どうやれば旦那に対するイライラを
解消することができるのか、まとめてみました。
なぜ旦那にイライラしてしまうのか
産後のホルモンバランス
出産後すぐは「オキシトシン」というホルモンが大量に出ています。
このホルモン、「幸せホルモン」として
わが子と触れ合ったり授乳中などに分泌されるのですが、
「育児に協力的でない」人への攻撃性を高めるホルモンであることが
最近わかってきました。
その他、産後すぐはホルモンのバランスが大きく変化していて
精神的に不安定になりがち。
旦那にイライラしてしまうのはそういう理由もありそうです。
自分ばかり負担感がある
朝ご飯を作り、子供と自分の準備。
保育園への送迎も自分、熱を出したときにお迎えに行くのも自分。
旦那はといえばママがまとめてくれたゴミ出しをするだけ。
おむつが濡れて泣いている赤ちゃんがそばにいても、
「泣いてるよー。おむつ濡れたんじゃないかな」と言ってくるだけ。
おむつくらい何も言わなくても替えてよ!!
なんで私ばかり・・・とイライラしてしまいますね。
当事者意識が感じられない
「手伝うよ」の一言にイラっとすることはありませんか?
また、お願いしたことはやってくれるけど、
それ以外のことはしない、という完全な指示待ち状態。
2人の子供なのに、育児をするのはママ。
家事もママ。で、旦那はそれを手伝うだけ・・・
その姿勢に疑問を感じてイライラを募らせることも多いようです。
育児をしない旦那へイライラしない法
イライラを感じないようにするためには、
全体の仕事量を減らす
気持ちの持ちようを変える
旦那へ伝える方法を変える
の3つのアプローチが有効です。順にみていきましょう。
1.全体の仕事量を減らす
一番簡単なのは時短家電への投資。
ロボット型掃除機の導入、ドラム式洗濯機への切り替え、
食器洗い乾燥機の利用などです。
また、洗濯物はたたまずに、
それぞれ決められたかごに放り込んでいくだけ、
食事はすでに材料の切ってあるキットを利用するなど、
全体的な仕事量を減らすというもの。
2.気持ちの持ちようを変える
ある意味あきらめということかもしれませんが、
今の状況は自分の能力を向上させるために
与えられたチャンスだと思いましょう。
仕事、育児、家事。それぞれの能力を伸ばすチャンスです。
さらに、もし旦那を動かすことが出来るようになれば「管理者」「マネージャー」
としての能力も身につくかも。
ちょっと強引ですが、この状況が「自分のため」
であると気持ちを切り替えることで、「旦那が手伝ってさえくれれば・・」
と不満でいっぱいになっていた考えが、「どうやったら効率的にできるか」
という方向に向かうかもしれません。
また、もし不幸にも離婚という局面になった時、
それだけのスペックがあれば一人になっても怖くないですよね。
3.旦那への伝え方を変える
家事をあまりやったことのない男性にとって、
いきなり完ぺきにすべてをこなすことは難しいもの。
たとえるなら、新人のアルバイト君です。(口答えが多いなどの難点はありますが)
ということは、面倒でも最初は手取り足取り教え、
結果に多少不満でも褒め、
次からはこうしてほしいという要望を繰り返し伝えること。
また、最初からある程度の家事を
こなせる男性であれば、任せた業務に口を出さないこと。
どうして私がそこまでやらなくちゃいけないの、
と思うこともあるかもしれませんが、これも自分のスペックを
上げるための試練と考えて、対応してみてはいかがでしょうか。
共働き妻のイライラ解消法
1. 短時間でも自分の時間を持つ
子供が眠ってからの数十分でもいいので、
自分が好きなことをする時間を作りましょう。
おいしい紅茶を飲む、いい香りのハンドクリームを丁寧に塗る、
好きなアーティストの曲を聴くなど。
子供が生まれる前に自分が好きだったものを見直してみると、
自分を取り戻せた感じがして嬉しいので、
私は時々昔の漫画を引っ張り出して読んでみたりします。
2. 旦那に全部任せてプチ家出
友人がやっていました。
旦那さんがお休みの日に、置手紙を置いて半日ほどの家出。
大変さを旦那さんに教えるのに効果がありますし、
しばらくは危機感からか
よくお手伝いをしてくれるようになったと言っていました。
ただ、何度もは使えませんね(笑)
3. とにかく寝る。
もう、たまった家事は明日!と割り切って寝てしまう。
疲れて寝不足の時は、どうしてもイライラしてしまうもの。
何も考えず子供と一緒に寝て、
疲れをいったんリセットし、次の日からの英気を養いましょう。
まとめ
仕事、家事、育児。
ワンオペですべてをこなすのは本当に大変ですよね。
でも、子供と密にかかわれる時期はほんの短い間だけ。
子供の成長する姿を見るのは本当にうれしいことですし、
最近一人で子供と接していると、
この瞬間を見られない旦那は
ちょっとかわいそうかも、と思うことがあります。
できれば、2人で話し合ってチームとして
子育て・家事をやっていければ理想だと思いますので、
適度に息抜きをしながら乗り切っていきましょう。