結婚するとお金や時間を自分のためだけに使う、ということはなかなかできなくなります。
特に共働きの場合、二人に共通する料理や洗濯、掃除などの家事は、
協力して行わないと円滑にまわりません。
それなのに、自分の妻は家事を全くしない・・・。
理由を聞いても呆れるばかりで、離婚も考えています!という人が急増中。
今回は、家事をしないパートナーと離婚できるのか?また対処法はあるのか?について、
まとめてみました。
共働きで家事をしないというだけでは離婚はできない
朝から晩までフルタイムで働くことは性別や職種に関わらず、誰もがある程度疲れるものです。
夫婦だって同じです。
どちらかだけが家事をする、というわけでは負担が大きくなってしまい、
夫婦内の関係が悪化してしまうことは容易にわかります。
家事を全くしない旦那さんのお話は、正直昔からよく聞こえる話でした。
しかし昨今では家事を全くしない奥さんへの、旦那さんからのクレームも非常に増えているのです。
実際旦那さんの中には、自分は休みの時に掃除や洗濯などを全て済ましているが、
奥さんは休みの時はずっと昼寝やテレビ鑑賞をしている。
休みの時は家事を協力してほしい、と言っても「できなかった」の一点張り。
という方もいらっしゃいます。
お子さんがいるかいないかによっても変わってきますが、
現在お子さんがいなくて、相方が全く家事をしない!
というご夫婦の場合、お子さんが生まれてからはもっと時間に制約が生まれます。
家事、育児、お仕事の3点を夫婦で話し合って協力できるかと言われると、
そのような奥さんの場合はなかなか難しいところもあるでしょう。
しかし、
「全く家事をしないから」という理由だけでは、離婚をすることは難しいかもしれません。
共働きのため奥さんも経済面においてはしっかり家庭を支えている、といえるからです。
仲介人に入ってもらうという手法をとることで、円滑な離婚を進めることは可能です。
しかしいくらかお金もかかりますし、
その前に一度ゆっくりご夫婦で話し合ってみる方が良いでしょう。
共働きで疲れていることが原因かも?妻の言い分にも耳を貸そう
家事をしない奥さんというのは家事を
「したくない」のか、「できない」のか、理由が人によって異なっています。
「したくない」の場合は、日々のお仕事に疲れていることを理由にするでしょう。
疲れてお昼寝しちゃった、だからお洗濯も掃除もできてないや、なんてことになります。
「できない」の場合は、休みを合わせて一度一緒にやってみると良いでしょう。
ただ本当に
「やらなきゃいけないと分かっているけどできない」
場合は、やり方を自分から聞いてきたり、ネットで調べたりするなど、
何かしらの行動を起こすはずです。
そのような動きが見られないのであれば、
残念ながら奥さんは家事を「したくない」タイプの方でしょう。
お仕事に疲れているのは奥さんだけでなく、旦那さんも一緒です。
なのに自分だけ疲れていることを理由に家事をしないなんて、
なんて怠惰な妻なんだ!と怒りたくなってしまいますよね。
けれど、もしかしたらお互いに忙しく、お互いの状況をちゃんと把握できていないことから、
心の壁ができてしまっているかもしれませんよ。
たとえば、ある奥さんは家庭の中ではごろごろしているだけで、
のんきに見えるかもしれません。
しかし、実際は会社で毎日嫌な思いをしており、
その顔を旦那さんには見せられないのかもしれません。
また、共働きで且つ休みが合わない場合は、
圧倒的に夫婦のコミュニケーションの場が少なくなってしまいます。
そうすると、家事をしている旦那さんの姿も見えませんし、
家事をしてくれていることへの感謝の気持ちも伝える機会がなくなってしまいます。
そんな中、
「なんで家事を手伝ってくれないんだ!」と旦那さんが突然怒り出してしまったら、
ただでさえ距離ができてしまっている夫婦の関係は、より冷えたものになっていきます。
怒りたくなってしまう気持ちもよく分かります。
しかしまずは「最近どうなの?」、「ちょっと気分転換に温泉でも行こうか?」など、
日常の会話をする機会をもう少し増やしてみると、話しやすくなりますよ。
家事代行を利用して気分転換の時間を増やしてみる!
また、最近では共働き家庭を中心に、お金に余裕があるないに関わらず、
手軽に家事代行サービスにお願いするご家庭も増えています。
家事の全てを代行してもらわなくても、毎日のお掃除から、お料理、買い物、洗濯、
けなど家中の家事は考えるだけもやるべきことはとっても多いんですよね。
特に毎日の食事の用意などは仕事で疲れた時など、考えるだけでも嫌になるものです。
家事代行業者では必要な時だけスポットや週末だけ、週に2日だけなど
オーダーメイドで対応してくれるサービスもありますので、気分転換にも
ぜひ検討してみましょう!
実際に家事を目に見える形で、費用がかかることでれっきとした
対価の発生する労働であることを認識するいい機会かもしれませんね。
家事をしない妻なら自分がやってイケてる夫になるべし!
また、人によっては発想を変えて、
「じゃあ、自分が家事マスターになってやる!」と考える方もいらっしゃったりします。
現代では「主夫」や「イクメン」という言葉がよく聞かれますが、
基本的にはポジティブな意味で使用されていますよね。
つまり、家事を頑張ることは家庭の中では辛く感じるけれど家庭の外へ出てみると、
ぐっと自分の評価を上げるものになるかもしれない、ということです。
ちょっとしたお料理のコツや、洗濯、掃除の方法などについてもふっと話せるようになると、
職場の同僚や友人の間からも
「●●さんって、熱心に家事をやっていてスゴイ!」
と言われるようになるかもしれません。
また極論を言ってしまえば、家事ができるようになることで、
最悪いまの奥さんと離婚することになったとしても、
自分一人で仕事も家事も両立できるようなスキルが身につきます。
「お前のために掃除や洗濯をしてやっているんだぞ」
という考え方を一度置き、
「あくまで自分のために家事をやっているんだ」
という意識に切り替えると、
家事への取り組み方が変わってくるのではないでしょうか。
周りに家事の話をする際に注意しなくてはならないのは、
「うちの妻は家事が何もできなくて〜」
と奥さんを卑下するような言い方をしないように気をつけるということです。
たとえ夫婦の話であっても、悪口をたくさん言うような人は周りからもよく思われません。
せっかく自分の時間を割いて家事に勤しんでも、
ささいな一言で「傲慢な人なんだなぁ」と思われてしまいます。
「いや〜、うちは共働きだしさ家事もできた方が、
将来子どもができた時にも良いパパになれるかなと思って!」
こんな風な明るい言葉でかわしておくと仕事も家事も頑張っている、
素敵な旦那さんなんだ!と周りからの好印象も得やすくなりますよ。
まとめ
夫婦の仲というのは難しいもので、結婚する前に家事ができないことに
気がつけなかった自分を責めてしまう旦那さんもいらっしゃいます。
しかし、それは旦那さんの中での考え方です。
奥さんも、頭の中では何かを考えているのかもしれません。
すれ違い気味になっていくご夫婦というのは、
お互いの考えていることを共有する時間があまりとれないご夫婦が多いです。
もう絶対に離婚してやる!という決意があるのであれば別ですが、
そこまでは行かず、家事を協力しながらもう一度やり直したい!
と思えるような奥さんであれば、
まずはゆっくりお互いのお話をし合う場を設けるのが良いでしょう。
何も言わずにお互いの気持ちを全て察することは、人間同士である以上難しいのです。
無理はいけませんが、感情的にならずに奥さんと向き合ってみてくださいね。